「時よ」(『フローレンスは眠る』エンドタイトル曲)がラジオで紹介されました
小林克人
2022年2月4日の金曜日。
友人で歌手の神近マリさんからメッセージが届きました。
「いま、TBSラジオで『フローレンスは眠る』が紹介されて、エンドタイトルの『時よ』が流れていますよ!」
メッセージに気付くのが遅くて、番組を聞き逃し配信をradikoで聴きました。
番組はTBSラジオの「金曜ボイスログ」朝10時からの番組で、ミュージシャンの臼井ミトンさんがMCをされている番組でした。
その番組に、キーボーディストの森俊之さんが出演され、「時よ」を紹介されてくれていたのでした。
この「時よ」は作詞作曲者であり歌手の吉田美奈子さんの曲なのですが、『フローレンスは眠る』のエンドはどうしてもこの曲で締めくくりたいと思い、ダメ元で吉田美奈子さんに打診をしたのです。
吉田さんは使用することを快諾してくださったのですが、アルバムに収録されていたバージョンでは映画の雰囲気に合わないということで、吉田さん自らが「録音しなおしましょう」ということになったのです。
そのときにピアノを弾いてくださったのが、森俊之さんだったのです。
録音を行ったサウンドシティ世田谷のスタジオ内。[/caption]
番組内で、森さんは「今までご自身の仕事で、最も記憶に残った仕事はなんですか?」と問われ、なんと新録「時よ」をあげてくださったのです。
ラジオ内では当時のことを細かくお話しされていて、聴くうちに当時のことが次々に蘇ってきました。
日本も僅かにしかない97鍵盤のピアノとそのピアノのふくよかな音をとるために何本ものマイクが用意されていたこと。
録音が開始され、たった一回のテイクで完璧な収録ができたこと。録音が再生された時、あまりの深みのある音楽に涙がでてしまったこと。
そうした記憶が一気に心に溢れてきました。
吉田さんの歌唱も心揺さぶられましたが、ピアノしかないはずなのにとてつもなくさまざまな音が聴こえたことに感動したことだけはよく覚えています。
ラジオをとおして改めて「時よ」を聴きました。
ピアノを弾いてくださった森さんの言葉に、一緒にお仕事ができたことを誇りに思いました。
ラジオ番組は明日2/5まで聴くことができるそうです。
よかったらぜひ。
金曜ボイスログ(2) | TBSラジオ | 2022/02/04/金 10:00-12:00 https://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20220204100000
神近マリさん、教えてくださり感謝してます!